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山内 紹裕*; 天谷 政樹
Proceedings of Annual Topical Meeting on Reactor Fuel Performance (TopFuel 2018) (Internet), 7 Pages, 2018/10
Zry-4被覆管の昇温時の水素固溶限に及ぼす製造時最終熱処理の影響を調べるため、予備水素吸収させた冷間加工、応力除去焼きなまし、再結晶焼鈍しZry-4被覆管を用いたDSC測定を50-600Cの範囲で実施した。得られたDSC曲線及び金相写真から、水素化物の初期状態が水素化物の固溶挙動に影響を与えることが示唆された。本試験で得られたTSSD温度及び水素濃度のアレニウスプロットより、冷間加工材が最大のTSSDを示し、次いで応力除去焼きなまし材、再結晶焼きなまし材の順であることがわかった。本試験の結果は、Zry-4被覆管の製造時最終熱処理に起因する微細組織の違いが水素化物の固溶挙動に影響を及ぼすことを示唆した。
松本 義伸*; Do, Thi-Mai-Dung*; 井上 将男; 永石 隆二; 小川 徹
Journal of Nuclear Science and Technology, 52(10), p.1303 - 1307, 2015/10
被引用回数:4 パーセンタイル:33.25(Nuclear Science & Technology)酸化物等の固体材料が水中に添加されると、放射線分解による水素発生が増大することが知られている。本研究では、シビアアクシデント後のデブリが共存する炉水からの水素発生挙動を予測するため、水の線分解による水素発生に対する、ジルコニウム酸化物またはジルカロイ4の酸化生成物の添加効果を調べた。線のエネルギーが水と酸化物に与えられ、それぞれで独立して水素が発生するとした場合の、酸化物の寄与分は水中に共存する重量分率の増加とともに飽和に達する傾向を示し、海水中よりも純水中の方が顕著であった。また、その寄与分は結晶構造や組成によらず、粒子サイズあるいは比表面積に強く依存していることがわかった。
千葉 慎哲; 山口 徹治; 前田 敏克
no journal, ,
TRU廃棄物として地層処分が計画されているジルカロイを母材とするハルは、放射化によってC-14等を含んでおり、その溶出はジルカロイの腐食によって進行する。本研究では、ジルカロイ-4の長期的な腐食量評価の科学的根拠となる腐食メカニズムを解明するため、重水を10%含んだ100Cの溶液中でジルカロイ-4を腐食させ水素発生過程の同位体効果を調べた。試験結果は、酸素イオン伝播メカニズムの仮説で想定された強い同位体効果と水拡散メカニズムの仮説で想定された弱い同位体効果のどちらにもなっておらず、中間の同位体効果を示した。このことから、それぞれの腐食メカニズムは単独で存在するのではなく、ある比率でそれぞれの腐食メカニズムが存在していると考えられた。